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大和 和紀著『はいからさんが通る』久々再読

  









<参照URL>
 ■劇場版アニメーション『はいからさんが通る』公式サイト
 ■花組公演 『はいからさんが通る』 | 宝塚歌劇公式ホームページ - 宝塚歌劇団
 ■はいからさんが通る - Wikipedia

 ■【速報!!】大和和紀ファン必見! 「はいからさんが通る」の紅緒と少尉は幼少期に出会っていた!? コミックス未収録の作品が、29年ぶりに復刻掲載される!【番外編】

【どうでも前説】
 あの不朽の名作「はいからさんが通る」が劇場版アニメになったと知ったのは割と最近なのですが、それ程興味をそそられず、逆に今更感があって、「('ε') フーン」程度に思っていました。
 その後しばらく経ってから、妹に「そう言えば、あの作品が映画化するんだって」と話したら、かつての南野陽子さんの話だと思ったらしくて……(笑)
 で、公式サイトを探してラインで送り、ついでに私も見に行ってみたら……動画を観て「何これ、記憶のはいからさんと違う……」と思いつつも懐かしくなり、単行本を手に取ったという訳です。

 あ、申し遅れました。私はまごう事なきアラフォーです(笑)
 幼稚園のころに、はいからさんのアニメがテレビでやっていたような気がするくらいの年齢です。
 テレビCMで「♪ハイ、ハイ、ハイ〜、はいからさんのこどもウエアぁ〜♪」とやっていたような記憶があるのですが、うすぼんやりとしていて確かではありません(笑)
 テレビアニメがやっていた頃は私自身があまりに小さかった上に、見たとしても理解できる程の年齢ではなかったので、アニメに関しての記憶はあまりありません。
 しかし、我が家は私が物心ついたころから学生が頻繁に出入りする田舎の家でして……。
 家には近所というか我が町の中高生が数人いて勉強したりくっちゃべったりしていました。

 そういう環境で育ったので、兄や姉はもろに影響を受けまして、その延長戦上で「うる星やつら」だの「ガンダム」だのという物語がもたらされたのですが、恐らくそれと同時に「はいからさんが通る」も入ってきたのだと思います。気が付いた時(小学校半ばぐらい)には本棚に全巻そろっていましたので。

【小学時代に既読】
 漫画が大好きだった私は、小学校高学年の頃にはもう既に、この漫画を読み終えていたと思います。
 この作品の凄い所は、間口が広いといいますか、とっつきやすい事だと思うんですよね。
 それは、小学生でも気軽に手に取って見開き、直ぐに魅了されてしまう分かりやすさと、見たことの無い歴史ロマンにあると思います。
 あとは、分かりやすいラブロマンスと言いましょうか。それも、読者が一番燃え上がりやすい「すれ違いラブロマンス」です!!
 それと、忘れちゃいけないのが、キャラクターの多彩さですね。
 主人公の乙女・紅緒さんの周りは何故か美形ばかりが集まってくるのですが、それに劣らずご老人やおじ様やオッサン(笑)、やくざ者やら恐ろしい顔の女やら、とにかくありとあらゆる人間が出てくるのに、キャラはかぶってないんですよ(笑)
 これはもう、小学生にだって分かる、ってくらいの色分け具合です。
 今読み返してこれだけ支持されているのは、この分かりやすさの絶妙さだと思いました。

【読み返すと津込みどころいっぱい!】
 この話が完結した(最終巻が出た)のが昭和52年ですので、私が3歳くらいの頃です。
 二年半の連載ということですから、昭和50年(1975年)から連載していたということで、今の漫画よりもかなり好き勝手に……と言いますか、自由に書いている感じがしました。
 語弊を招きかねない言い方ですが、同人誌のようにノビノビ書いているといいますか……。
 今ではジャ○ラックや著作権が邪魔をしそうなことでも、本筋とは関係なく入れ込んで来たり(笑)、本筋とは関係の無いキャラクターが散見したり。
 そうそう、昔の漫画ってこんな感じだったなぁと懐かしく思いつつも、今ならSNSで叩かれそうな返しを読者に(コミックスの空欄を利用して)返していたりして、何て自由なんだ、まるで教室で回し読む、誰かが作った創作ノートみたいだ、って思ったくらいです。

 読んでいて思ったのは、大和先生は始め、ラブロマンスを書くというよりは、ギャグ要素強めでラブを絡めた話を描こうと思われたんじゃないかな、という事でした。
 大和先生のラブロマンスは色々ありますが、もっとシリアス寄りの物になるとギャグ要素は絶対に忘れないものの、ストーリーの方に重点を置いている、という作りになっていますので、「はいからさんが通る」に関しては、もっと気軽に書き進めている印象を受けます。

 気軽に、というのも語弊がありそうですね。ギャグ要素大目に、と書いたほうが分かりやすいでしょうか。
 シリアスをシリアスに書くのではなく、シリアスをライトに描く、というやり方を採った、という感じです。

【苦労話はなるべく省略】 
 それと、読んでいて暗い気分になるような苦労話はなるべく短く、省略して描いている感じがします。
 没落した少尉の家を支える為に紅緒さんが働きに出る時の描写だけでなく、満州へ出向いて行ったり、帰ってきたりする描写は殆どカットしていますし、戦争シーンもごくごく僅か。となると、あくまでこれは娯楽作品であり、明るいけど壮大なラブロマンスなんだー! という事なんだと思います。

【古き善き少女マンガ】
 この作品を語る上で忘れちゃいけないのが少尉……だと思いますが、それは置いといて(笑)
 少尉は外国の血が入っているという事で目鼻立ちのはっきりした美男だと誰でも簡単に想像出来ます。
 彼ひとりでも物語は進めていけるくらいのロマンスには欠かせない存在です。
 ですが、彼以外の美男子がそろい踏みする事で、この少女マンガを少女マンガたらしめる華やかさを演出していますよね。

 まずは蘭丸くん。黒髪の姫様カットのロングヘア。女の子にしか見えないけれども歌舞伎の若様で、意外にしっかりした男の子。主要男性陣の中で、彼が一番ストレートなラブアプローチをしているのがまた皮肉です(笑)

 鬼島軍曹はワイルド系ですね。あの時代の少女マンガ界でいうところの不良役といった所でしょうか。片目を失っていますが、本編が終わるまで戦で負傷したものだと思っていましたよ(笑) 彼は一度信じ恩義を感じたら二度と裏切らない忠誠心のある男です。

 冬星さんは巻きロンゲの男性ですね。彼が一番当時の少女マンガの登場人物らしい外見だと思うのですが、内面が70年代の男性風(?)で意外性があって面白いです。この人が一番意外性の塊だった気がします。

 そして牛五郎(笑) 紅緒さんを気に行っちゃった親分さん(?)です。全然美形じゃないけれど、この世界の地に足をつけた人物として無くてはならない人ですよね。現代ではモブ扱いかも知れませんが、はいからさんの世界では、モブではなくれっきとした主要登場人物です!

【重版が凄過ぎる】
 私が持っている「はいからさんが通る」はKCコミックスというヤツでして……つまりは最初にでたコミックスですね。全7巻に番外編の一巻の8巻セットです。

(コレです)


 でもこれ、最近の漫画ではちょっとお目にかかれないくらいの重版数なんですよ……。
 何せ、シリーズ累計1200万部突破……ですから……(凄過ぎる……!!)
 少女マンガでこの冊数はちょっと考えられないくらい凄いです。しかも70年代の少女マンガですよ?!

 でもって今年、更なる復刻版が発行されたということで、ほえーーー!!
 しかも、コミックス未収録の作品「初夢!? はいから小町」収録と聞き、『N.Y.小町』が大好きな私としましては、「ほ、欲しぃいいいい!!?(゜ロ゜;)」と思ってしまった訳です(笑)

 名作って、何年経っても楽しめるものなんですねぇ……。
 オバサンだけでなく、若い人達にも楽しんで貰えると嬉しいですね。


  
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『BANANA FISH』アニメ化にドキソワが止まらない!!

  

<参照URL>
 ■TVアニメ「BANANA FISH」公式サイト


 ■吉田秋生の「BANANA FISH」まさかのアニメ化、「ユーリ!!! on ICE」のMAPPAが制作へ BUZZAP!(バザップ!)

 ■『BANANA FISH』がアニメに 吉田秋生40周年で傑作少女漫画が映像化 - KAI-YOU.net

 ■不朽の名作「BANANA FISH」アニメ化決定に、原作沼へ手招きしつつも複雑な心境を隠せない面々 - Togetterまとめ

 ■吉田秋生『BANANA FISH』アニメ化決定に大反響!「アッシュが… 動くの…!?」 ダ・ヴィンチニュース

 ■アニメ化決定の「BANANA FISH」文庫版に壮絶なネタバレ - ライブドアニュース

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 2012年の当ブログ内記事で、「久々に吉田秋生作品を読む。」というのを書きましたが、その五年後に、まさかのアニメ化ですよ……!!!!!!!

BANANA FISH』は言わずもがな、少女マンガの名作です。傑作であり、金字塔であるとも言えます。
 バナナフィッシュが誕生して三十年以上……。
 連載中も、連載終了後も、いつかテレビアニメ化するのではないかとか、映画化ではとか、まさかのハリウッド実写化では、等々、色々な噂の絶えない作品でもありました。それだけの話題作であったということです。

 私にとってはもう何というか……胸が打ち震える作品と言いますか……。
 思い入れが強すぎて、読み返すことも出来ないという、恐ろしい程の宝塔コミックスなのです。

 アラフォー女性であれば、きっとほとんど方がご存知の作品だと思います。当時、少女マンガを読まない男性ですらこの作品を知っていましたし、名作だという認識を持っていたと思います。

 それ程の作品です。作者の思い入れも相当なもので、テレビアニメ化なんてきっと一生ないだろうと思っていました。
 それがまさか、二十一世紀に入って随分経ってからのアニメ化……WHY?!?!!!!
 このニュースを耳にして、バナナフィッシュを愛する人なら誰しもが横切ったであろうことは、喜びよりも不安だったのではないでしょうか。
 「え……うそ、ちょっとまって、本当に? え、でも……どうやって?」という感じです(笑)
 アッシュの神々しさを今の技術で表現したとしても、どこのアニメ会社が、監督が、脚本家が、音響監督が、声優が……そう、誰がアッシュを、英ちゃんを、演じるのか……。
 嘘でしょ、嘘でしょ?! 誰も演じられないし、どんな色も付けて欲しくないYO!!
 と、一瞬のうちにそういった事が脳内を駆け回ったハズです!! 私がそうでしたから。

 ですが、公式サイトを見に行き、吉田先生のコメントを拝見して、ようやく本当の事なのだと実感して……。
「吉田先生が……あの吉田先生がGOサインを出されたのであれば、ファンはもう、受け入れてそれを待つしかない」という気持ちになるのです。

 そこでようやく期待が少し湧き上がります。でも、どんなに豪華なメンバーでアニメ化しても、心の中の聖域である原作を越えることは出来ないと思いますが……逆に考えると、作り手の人達も、きっとそうなんだろうなと。
 物凄い思い入れがある作品を自分たちの手で映像化するという、高揚感と使命感、責任感がずーっしりと伸し掛かっているんだろうなと。
 私は「わー嬉しい嬉しい、やったー!」とは素直に思えないタイプですし、決してアニメ化を歓迎している訳ではないのですが、吉田先生の執筆五十周年やら、アッシュの生誕五十周年などが交差するこの時代だからこそ、吉田先生の万感の思いを込めたGOサインが出たのではないかと……菩薩のような思いを載せたGOサインだったのではないかと、そう思ったら、何だか涙が出てくるようなそんな思いに浸りました。

【夜叉】
  

 え? ちょっと言い過ぎというか、重症じゃないかって?
 そうですね……何と言って良いか分かりませんが……。
 例えば、漫画よりファッションや雑貨などに興味のある妹に、アニメ化の話をしたところ、物凄い食いつきでLINEの反応が返ってきて、「読み返したい! 漫画送って! 続編(「夜叉」と「イヴの眠り」)があるならついでにそっちも!」と言わしめるほどの作品だったということ。
 その妹が、バナナフィッシュを速攻で読み返して、あまりの感動をアメリカにいる親友(日本人女性)に語り、その人までも「読みたい!」という思いにさせる作品名。(彼女が昔読んだことがあったかどうかは知りませんが、有名作だけあって知っていたようです)
 私は妹に頼まれて、どうやったらアメリカで電子コミックを手に入れて、彼女のアイパッドでどのアプリを入れたら読めるのか、調べる羽目になったくらいの勢いでしたよ(笑)

BANANA FISH』のネームバリューは、私たちの世代にとっては、それ程まで、ということなのです。

【イヴの眠り】
  

 妹には結局、漫画の現物は送りませんでしたが(電子or古本屋で買うか、漫画喫茶で読め!と)、ウチには連載当時……そうです、1984年から1994年までの間に買い揃えた黄色い単行本と、続編である「Private opinion―Banana fish another story」、また、派生話の「夜叉」もちゃんとあります。全部古本屋ではなく、発売当時の本屋で待ち構えて買った本ばかりです(笑)
 バナナフィッシュは連載終了まで、何度読み返したか分かりません。
 なのに、連載が終了した後になってからは……何故か分かりませんが、バナナフィッシュだけは読み返すことが出来ないんです。思い入れが強すぎて……。読んだら魂が抜けると分かっているせいか、手が出ないのです。

 それで、テレビアニメ化が決まったというニュースを聞いて、手に取ったのは、「Banana fish another story」と、「夜叉」でした。(その後で「イヴ」も)
 そう言えば、2012年の記事を書いた時も同じでしたね……。バナナフィッシュ本編は読み返せないから、続編と夜叉とイヴを読んだ、って。
 今回もそうでした(笑) 折角、バナナフィッシュがアニメ化するのに、触発されて読み返したのがその後の物語というのは……何というか、私にとっては自然な事だったというか。

 読み返して思ったのは、吉田秋生という人は、本当に無駄の無い話を書く人だなぁと改めて思ったことです。
 少女マンガならではのモノローグは必要最小限に。
 普通の漫画家ならそこだけでスピンオフを作るだろうという重要な物語を一ページの中の1,2カットで済ませてしまう。
 例えば、若様が殺されてシン・スウ・リンが敵を殲滅する話。例えば、静がクローンに襲撃されるシーン。
 例えば、静がアリサの存在を知った時の衝撃。例えば、例えば……。
 私たちが克明に画像で知りたい事を、作者はあえて読者の想像に任せる形で、この物語には不要とばかりに切り取っていくその潔さ……。
 その代わりに、ケン・クロサキの若かりし頃の話や、静と出会ったころの話、ケンとルーの出会いなど、筋の通った(「イブの眠り」に必要と思われる)過去話は惜しげもなく披露したり……。
 私としては、ここにフォーカスを充てて見てみたい、等の願望はありつつも、それを望むのは野暮ではないかと思ったりして、夜叉もイヴも読み終えてしまうのです。本当にあっという間に。

 正直、夜叉やイヴの眠りがアニメ化されても、さほど驚かないと思いますし、ここまで心が乱されないと思いますが、それは思い入れの強さ、深さの違いなのだと思います。
 それほどまでにバナナフィッシュという作品は、鮮烈かつ強烈でしたし、何物にも侵し難い特別な何かがあるのです。

 そうはいっても、絶対にアニメ化された暁には観ます!!!
 ユーリを映像化したMAPPAさんならかなり期待できるという安堵感もあります。
 女殺しの布陣、というのも面白いですね(笑) その辺りも期待しています。
 製作スタッフだけでなく、声優さんもかーなりのプレッシャーでしょうね。
 アッシュや英ちゃん、若様、シンに関しては絶対に満足することは有り得ないと思いますが(思い入れが強すぎて)、それでも、最善を尽くして下さるだろう声優さんへの期待や敬意、賛辞の心は絶対に持っておかないと、と思って待ち構えています。

 どんなカードが飛び出てくるのか今から胸がドキドキワクワク、ソワソワソワソワしています。
 バナナフィッシュに新たな歴史が刻まれるのだなと思うと、やはり嬉しいものですね。
 どうか黒歴史にだけはなりませんように……(うう、何でこんなに怖いんだ……!!カタカタ(((;゚;Д;゚;)))カタカタ)

  
Posted by junk
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久しぶりに萩尾望都先生の作品を読む

  

【どうでもいい前置き】
 私はアラフォーですが、姉の影響で小学生の頃から萩尾先生の漫画はリアルタイムで沢山読んできました。
 高校から大学時代の頃に話題になったのが『残酷な神が支配する』です。これは単行本が出る度に買い足しつつ、「いつになったら幸せの兆候が見えるんだ……」と忸怩たる思いで読み進めた思い出の本です。

 と言いつつも、ここ数年は萩尾先生の本を読んでいませんでした。
 学生時代のように本屋で通い詰める習慣も無くなり、社会人になってからは、二十代後半〜三十代の頃は図書館の本ばかり読んでいて、漫画を殆ど手に取らなかった事もあります。(図書館に置いてある漫画は予約して借りる事もありましたが)
 三十代後半のアラフォーになった頃、図書館に通えない環境に陥った後から現在までは、何故かBLコミックばかり読んでいます。というか、このブログがBLに特化してきてしまったのにBLコミックを殆ど知らない状態でしたので、勉強のつもりで読み始めて今に至っています。
 まぁ、本屋へ行かずとも無料で読める選択肢が増えましたし、昔より手軽に試し読みも出来るので、読み捨て感覚で読んでいます。


【やっぱり萩尾先生は全くの別次元!】
 しかし、何年もBLコミックばかり読んでいると、満足できない作品が多く、心が荒んで参りました……。
 BLコミックに関しては各々の嗜好というものも関係していますが、それ以前の問題で、「BLでのレイプは挨拶」と言われている(←まとめサイトかどこかの書き込みで見た表現)ような話や、小手先だけでこねくりまわしている話、何番煎じか分からない話、ストーリーにもなってない話、世界観自体が理解不能な話など、未熟な作品がとにかく大多数を占めていて、読み終えた途端にキャラクターもストーリーもすっかり消えてしまう体験ばかりをしています。
 勿論、中には私の好みにハマる作品もあったり、これは萌える展開、という個人的趣味にマッチする作品もあります。そう言うのを見付けると嬉しくなります。(……物凄く少数ですが。)

 その中で最近、癒し系のふりをしたコミックを手に取った結果、内容が物凄く身勝手なのに、受けが無邪気に総愛されキャラになっている話を読んだのですが……あまりにも腹の立つ作品設定に呆れかえり、この作者は何を考えてるんだと怒髪天を衝く勢いで怒り、寝る前に読んでしまったため、怒りのあまり寝られず、それどころか初めて胃痙攣を起こしたくらい、本当に理解不能で腹の立つBLを読んでしまいました(笑)
 作者があまりにも未熟な考えを持っているのに、ドヤ顔で「受けが健気ないい話でしょう!?」と言っているような偽家族BLです。
 あまりにも腹が立ち、血管がキレそうになるくらいの不快感を持ち、amazonにレビューを投稿しようかと思ったくらいに、それはそれは身勝手な世界観の話でした。
 
 その翌日、疲れ切った私は、ふと萩尾先生の作品をネットで見掛けます。
 萩尾先生の本はリアルタイムで買い続けていましたので、本棚には沢山並んでいます。
 ですが、ここ十年以上は手に取っていませんでした。何故かは分かりません。私は大切だと思った物は特別な時にしか手に取らないという変な癖があるので、そのせいかも知れません。(大好きな宮本輝先生の「ドナウの旅人」も数年に一度しか読まないと決めています)

 へこたれていた私は、とりあえず、目についた『完全犯罪―フェアリー』と、『A−A’』を手に取りました。流石に『残酷な神が支配する』を読めるような心理状態では無かったので、まずは、ミステリー調の『完全犯罪』を読んでから、SF風の作品を読みました。
『完全犯罪』に関しては、後でamazonのレビューを読んだところ、ファンの間でも賛否が分かれているようでして、確かに私も、最初に読んだ時から萩尾さんらしいキレを感じないというか、ひたすら甲斐バンドありきの作品だな、と。だけど、流石に萩尾先生だけあって、見応えのある作品にしあがっているな、と思いつつ読みました。その間に、いつの間にかかなりの割合で心が落ち着いていました。

 翌日、『A−A’』を読んだのですが、あまりにも久しぶりだった為、内容を全く覚えていませんでした(笑) 萩尾作品は数があり過ぎるので……。
 しかしこの作品は、“赤いたてがみの一角獣種”を軸にしたSFの短編がオムニバス形式に続いていくのですが、後半に行くと、BL風の恋愛模様となってきます。
 BL風といってもそこは萩尾先生! 『11人いる!』のフロルのような、性別についてのアレコレ要素が盛り込まれています。
 ここで大事なのは、性別ではなく、一人の人間同士の愛情です。愛情の交換です。
 それを、ただの陳腐な恋愛ストーリーではなく、壮大なスケールの中で回る歯車が織りなす、人生においての大事な一場面、一場面、といった感じで、流れるようにひたすら美しく話が展開していきます。
 この作品は、萩尾先生にとっては、娯楽SFの部類に含まれるのかも知れません。それでも、コメディタッチな要素も、シリアスな要素も、ノーブルだったり、繊細だったり、単純だったりするそれぞれの場面も、全てが銀河の流れに乗っているかのような流麗さで、かつ人生の一コマを感じさせながら進んでいきます。

 それは、見事な星空に圧倒されるかのような体験です。
 ここ数年で読んできた有象無象のBLでは決して体験できなかった、圧倒的な感情の爆発です。
 読み取り方が色々できる。色んな考え方が組み込まれ、考察できるようになっている。

 『A−A’』の文庫版には、最後に「きみは美しい瞳」という短編も収録されています。これは一角獣種とはまた違う話ですが、こちらも世界観はSFファンタジーです。
 ところがこの作品。
 まずは、ページを捲った瞬間……、その表紙の詩情を感じる美しさに完全にノックアウトされてしまいます!
 美しさにめまいを覚えたまま本編に入ると、その途端、表紙を飾った二人が、古代ギリシアかエジプトか、という感じの衣装を身にまとった美しいメールデールという僧侶として、またその軽薄ないとこ・ハブトとして、登場します。
 軽薄な男・ハブトは結婚相手をメールデールに紹介しますが、ハブトの本当の想い人は同性の美しいいとこ、メールデールなのです。
 こうくると、まるでBL作品のようですが……これをBLと呼ぶには相応とは思えません。
 この作品も本当に奥が深い深い!!!

 軽薄な男が手に入れた“夢鳥”――文字通り、夢を見せる人型の鳥です。
 この鳥がハブトに見せる夢はそれは美しくも切ない、メールデールへの片思いの慕情です。
 その世界はただひたすらに美しく、深遠で、優しさに溢れています。

 ですが、清廉潔白な僧侶・メールデールが夢鳥に見せられた夢は……。
 ここから順風満帆であったはずのメールデールの人生が狂い始めます。

 結局、ハブトはメールデールに想いを告げるのか、とか、意外に仲の良さそうな婚約者とはどうなったのか(きっと結婚して上手くいくだろう)とか、絶望のメールデールがその後どうなったのか、とか、そういう事は読者にゆだねられます。
 それでも、様々な事を考えさせられる間に、様々な感情を呼び起こされ、不思議な気持ちと共に、不思議な安寧が覆いかぶさってきます。それは、素晴らしく美しい作品を読んだ後の満足感とも言えるのかも知れません。

 ああ、やはり次元が違う……。
 萩尾先生の作品の前に、どれほどの作家がため息をついたでしょう。
 たった一人の読者ですら、宝石箱のような世界観に圧倒され、浮遊させられ、繭の中に蹲っているような安寧さを感じるのですから、それはただことではありません。

 少女漫画界の道しるべであり続ける萩尾望都先生の凄さ。
 まるでタイムマシーンのようだとふと思い、それでは全く言葉が足りないと思いつつも、やはりタイムマシーンを思い浮かべる。
 そして、大好きなTM NETWORKの名曲を頭に思い浮かべながら、もう一度脳内の空想世界へとダイブさせられる。
 それが萩尾望都先生の凄さの一端、なのだろうと思いました。
 

<翌日補足>
 ※BLは妄想力の追求、萩尾先生の場合は数多の学術・文学的見地を元にした想像力からなる創造性の結晶、という違いだと思います。
 ※タイムマシンというワードはTM NETWORKありきです(笑) 時を越えて私(読者)の心を揺さぶる、という意味合いです。タイムカプセルでは物足りない……やはりタイムマシンかなと。


  
Posted by junk
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ドラマ化良例『逃げるは恥だが役に立つ』と、残念アニメ化『うどんの国の金色毛鞠』



【ドラマ化良例】
逃恥」の名で通るくらい好調のドラマ、『逃げるは恥だが役に立つ』を、毎週楽しんで視聴しています。
 このドラマの原作は上記URLの漫画ですが、漫画のドラマ化は大抵“原作クラッシャー”という印象があり(ドラマをあまり観ない私の偏見です;)、たとえ『怪物くん』のようにヒットしたとしても、原作とは全く別物になってしまうのは仕方のない事だと思います。ですから、原作がどんなに売れていたとしても、ドラマになった時にその魅力が活かされるかどうかは、脚本、監督、演者次第だと思います。(演者が良くても脚本が駄目という例もありますね)
 今回の「逃恥」ドラマ化も事前に知っていた訳では無く、テレビの番組表でたまたま見つけて、とりあえず第一話録画、ぽちっ、という感じで観始めたくらいでした。
 ですが、第一話の段階で、「これは上手いことドラマに落とし込んだなぁ」と唸るくらい全てが上手に構築されていて、漫画の独特な世界観をよく理解した上で、ドラマとして盛り上げる部分を補いつつ、楽しい恋愛ドラマに仕立て上げたと感心しきりです。
 脚本が良いのは勿論ですが、演者さんのセレクトが秀逸ですね。平匡さん役の星野さんという人をこのドラマで初めて知りましたが、最初は「地味過ぎるのでは……」と危惧したものの、リアルな独身プロを演じていらっしゃいます(笑)
 一部の男性ネット陣は、このドラマを「ガッキーが可愛いだけのドラマ」とか失礼な偏見で呼んでいるようですが、ガッキーこと新垣さんがここまでイキイキと輝けるのは、脚本ありき、キャラクターありき、だと思います。
 また、百合子さん役を本当の石田ゆり子さんが演じるというのも粋ですね(笑)
 とはいえ、原作の百合ちゃんは五十代でもっとくたびれた感のあるオバサン風味ですが……。
 私は逃げ恥の原作を6巻くらいまでしか読んでいないので、再来週あたりから未知の展開になりそうですが、原作がまだ続いているのですから、ドラマはまた違った終わり方をするのでしょう。それもまた楽しみです。


【残念過ぎるアニメ化】
うどんの国の金色毛鞠』を、第五話まで観ました。
(私の住んでいる地域ではBSでしか観られませんので、二週間くらい遅れています。)

 しかし五話までくるのに、何度……本当に何度、何度!!! イライラしたことか!!!

■イライラポイント
 ・観光案内(というかロケハン披露)アニメに成り下がったせいで、魅力のあるエピソードを飛ばしまくり。
 ・地域紹介部分に時間取り過ぎ! 大事なうどん成分までカットするとか信じられん!
 ・原作をいじり過ぎ!!
 ・エピソードを削りまくり、時系列をイジリまくっているくせに、ストーリーの進め方がスロー過ぎ!
 ・まともに見れたのは第二話と第五話くらい。あとは何なんアレ?!
 ・アニメ絵も、声優さんも文句ないけど、ストーリー編成が腑に落ちん!
 ・Cパートマジ要らん! 一回だけならともかく、どうしても毎回やりたいのなら『舟を編む』の「じしょたんず」くらいのテンポでやれや!
 ・もぉおおおおおおマジで、マジで脚本家出てこいや!!!(#・∀・)ホンマムカツク!!

 このアニメ……癒し系だとか、良い話だとか言われているようですが、原作を読んでからアニメを観ると、私としては本当に不満があり過ぎます。
 原作は結構サクサク話が進んでいますし、過去話や宗太の姉と忍との幼馴染やりとりもテンポ良く差し込まれているんです。
 第3話「赤灯台」の回の時、宗太の姉が登場するシーンで終わってましたが、私はてっきり、前半(Aパート)で釣りをやって、後半(Bパート)で宗太の姉と忍を交えたカツオ祭りを開催するのだと思っていました。
 でも、やったらのんびりと釣りをしてるし、なかなか話は進まないし、どうするんだと思ったら、姉ちゃんが出てきて終わり。
「(゜Д゜) ハア?? じゃあ次回やるのアレ?」と思ったら、みんなの楽しい食事回をすっ飛ばして、姉と弟とポコちゃんとで屋島へ出掛けてしまう。しかも、ポコが人間らしく食べ物を食べようと頑張るという、大事な“うどんを食べるシーン”をカット。で、どうしたかと言うと、うどんをソフトクリームに変更。(゜Д゜) ハア??
 だから、姉の「食べさせてあげなよ」という台詞がおかしく思えてしまう。(原作にもソフトクリームを食べるシーンは出てきますが、ソフトクリームなんて、子どもは一人で食べるでしょう……大人はこぼさないように気を配ってあげるとしても。原作はそういう描写でしたしね。)
 何故こうなったかと言うと……、観光スポットを前面に押し出したから。それは香川県の要請とかじゃなくて、アニメ側の都合じゃないかと思えるくらいです。
 そりゃあ、現地まで行って、原作に出てくる場所を回り、観光アピールできるよう作画を頑張ると、そこに予算と人員が割かれて、家の中でのエピソードなどは削ってしまえとなるかも知れない。でも、そこを削ってどうするんだ? なのにどうでもいいCパートには手間暇かけるんだ?! それって必要なの?! 要らないよね???
 しかも屋島後の、妙子おばさんとおじさんの襲来もカット。ここ、結構大事なシーンだよね?! 宗太の決意が表明された上、亡き父とポコとの交流が描かれる大事なシーン満載の大事な回だよね?! 何で省いた???! もしや時系列また変えるんかい?!
 と、はらわたが煮えくり返るくらい、本当に嫌でした。

 アニメは一応最後まで観ますが、原作の方が何十倍も面白いと思うのは最後まで絶対に変らない思います。
 本当に私にとっては残念過ぎるアニメ化でした……。


  
Posted by junk
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山岸凉子著「日出処の天子」を再読

  

ネタバレ含みます。ご注意ください。

 久しぶりに、『日出処の天子』を読みました。
 この作品は私が小学生の頃、少女マンガ誌LALAで連載していました。私には数歳年上の姉がおり、その当時LALAを購読していましたから、小学生時分からリアルタイムでその存在は知っていました。(というか、姉の思い入れが強くて捨てられなかった為、今も当時のLALAが数冊残っています。)
 ですが、通読したのは大人になってからです。それも多分、30を過ぎた頃。
 というのも、小さいころから独特過ぎる世界観の山岸作品は好きだったものの、この作品に関しては、歴史の壁と物語の難解さ、王子のキャラクターの恐ろしげなイメージといった物が混然一体となって、小学生だった私に苦手意識を植え付けていたからです。
 ですから、大人になってから通読した際、熱中しながらも最初に思ったのは、「同性愛ものだったの?!Σ(- -ノ)ノ エェ!?」という驚きです(笑) 当時のLALAではこういったテーマは珍しくなく、同系列の花とゆめで連載されていたパタリロなんかは子どもでも読めていたのに、何故か日出処の天子がそのようなテーマを帯びているとは知らなかったのです。(学生時代はジュネ系大好き人間だったくせに……)

 そして今回、ふと思いついて数年ぶりに読み返してみた訳ですが、今回思ったことは……
 なな、ぬぁんだこの傑作!!! 凄過ぎて恐い!!! ……でした(笑)

 凄いと思った事を箇条書きにしてみます。

・ストーリーが一貫して凄い。中怠む回が一度もなく、最後まで気迫に満ちた展開が続く。
・歴史の解釈にメスを入れ過ぎていて凄い。良質の空想世界はこれ程までに底深く、人を魅了し、様々な事を考えさせるのか。
・同性愛という印象は捨てるべき。様々な禁忌の愛がテーマでもない。これがBLやジュネだと言われるものであったら大団円で終わったことだろう。
・絶対的な存在感を持つ主人公でありながら、毛人と布都姫の件では敵にも悪にも鬼にも見え、純真な二人をひたすら応援してしまう要因にもなっている。(その手法をとりつつも王子は決して憎めない存在となり得る)
・正邪や勝敗の掌(たなごころ)に歴史の流転と愛憎を織り交ぜた絵巻を見せられているかのよう。
・王子に対して毛人が出した結論(何故結ばれないのかの言及)に、長い物語の帰結を見せられたようでハッとさせられる。
・とにかくイラスト画が美しい。日本美術を見ているかのよう。一幅の絵を眺めるだけで想像力が働く。

 等々。語りきれません。
 不満を挙げろと言われても、「嫌です!」と突っぱねたくなるような完成度にため息が出ます。
 俗っぽい人間模様のようでいて、俗だけに足を取られていない。物語の根幹がしっかりしている。王子の目指す未来はブレないまま、痛みと哀しみが流れていく。その奥底には何があるのか……。それは、人間の業としか言い表すことが出来ません。色々な業を見せつけられ、色々な事を考えさせられます。

 ちなみに個人的には、『妖精王』の方はあまり惹き付けられる物はありませんでしたので(イラストは勿論素晴らしく美しいですが)、気に入ったら何でも絶賛という訳ではないつもりです。

 いやぁ。久しぶりにこんなに集中して漫画を読みました。
 ここ数年、時間つぶし的にBLや最近の少女マンガを読んだりする機会が増えましたが、読み終えた途端に内容を忘れてしまう程面白くなかったり、絵柄の見分けがつかなかったり、話の内容がお粗末過ぎて不快になったりする事が多かったものですから、目をらんらんと輝かせて話を読み終えることが出来たことは、私にとっては非常に嬉しいことでした。
 知力と想像の限りを尽くした絵巻をまた目にしたいものです。



   
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ドラマ「きょうは会社休みます。」―“こじらせ女”テーマをこじらせ過ぎ!!

  

 先々週の「嵐にしやがれ」に綾瀬はるかさんが出演されているのを観て、『きょうは会社休みます。』という作品を知りました。
 私は基本的に恋愛ドラマを好んで観ませんが、ストーリーよりもキャストが気に入れば観る事があります。
 というか、嵐ファンですけれども松潤の恋愛ドラマを一度もチェックしたことが無いのは、恋愛ドラマにあまり興味がないからです。しかし、石原さとみさんがお相手だった恋愛ドラマ(ショコラティエ)は観ました(笑)
 つまり、恋愛ドラマに関しては、相手役の女優さんが綺麗で美しく、かつ好みの女優さんでなければ観たくない、という感じです。
 という訳で、綾瀬さんは好きな女優さんですし、相手役に玉木宏さんも出演されると知り、早速原作を読みました!
 原作は、当初思っていた展開とは真逆だったのですが、それなりに楽しんで読みました。(突っ込みどころは満載でしたが、それは置いといて……;)
 これでドラマの予習もバッチリ!(「失恋ショコラティエ」の時は、作家さんが苦手な人だったので原作は読みませんでしたが)
 演じる人に問題は無いから、あのシーンやこのシーンを楽しみにしていよう♪
 ……とか思っていた私の予想と楽しみを、斜め上にぶっちぎって裏切ってくれたのがドラマ版でした……。

 第一回を観た感想は、「(;´-`)。oO(ぇ・・・) ( ゜o゜)ハッ? (゚д゚)ポカーン」に尽きます。
 ドラマを観た後で、ネットでドラマ関連の記事を検索した結果、「こじらせ女」がどうたらこうたらという紹介記事を目にしました。これか、原因は……!!!( ̄△ ̄;)
 勝手な想像ですが、プロデューサーか誰かが「原作通りではキーワードが“恋愛下手女子の年下男子との恋愛”というありふれた内容になっちゃうから、ちょっと変更しよう。!(・。・)b そうだ、“こじらせ女子”ってキーワードはどう? ねぇ、脚本家ちゃん?」「はい、いいですね!」という会話が交わされたんじゃないかと疑ってしまったような原作の改変! 主人公の年齢設定まで変える必要がどこにあったのでしょうか??
 確かに主人公の女性は彼氏いない歴=年齢のアラサーで、恋愛に関してはこじらせてるというか、諦めている女性でしたが、この役を綾瀬さんに依頼した結果、綾瀬さんがかつて演じた映画の“干物女”を髣髴とさせるような(ってあの映画観たことないですが)、枯れっぷり。で、尚且つ、見栄を張って彼氏がいるウソまでついてしまうこじらせ女子。……違う違う、そんなキャラじゃなかった筈でしょう……?
 正直で生真面目な主人公が、“こじらせ女子”の名の元で、キャラクターまで改悪されて、恋愛が進んでいくんですよ。しかも、浅尾さんとの出会いや絡み方も謎だし、田之倉君役の福士蒼汰くんは外見は満点だけど演技力が……。そして楽しみにしていた朝尾役の玉木宏さんの魅力が全然活かされていない!!!
 というか、福士君と玉木さんとでは、どう考えても主人公の最終的な恋の相手は玉木さんに軍配が上がる配役じゃないですか……。(個人的な見解ですが、存在感が全然違うと思いました。)
 もしかして、これだけ改変したということは、ドラマでは最終的な恋愛相手が変ったりするんでしょうかね。
 原作では、朝尾さんが不憫なかませ役で、田之倉無双していますから(笑) あそこまで田之倉無双な展開が続くと、朝尾さんが本当に気の毒になるレベルです……。主人公は全然ブレないですしね。早々に年下男子とくっついたのなら、何故話がまだ続くんだと思ったりしますが、“揺れる(年増の)女心と年下男子との恋”がテーマのようですから、この後も年下男子に引け目を感じながら盲目的に恋をする主人公の話が続いていくのだろうと思います。

 原作は……まぁ続きが出たら読むかも知れませんが、ドラマの方は続けてみようか悩んでしまいました。
 別物でも面白ければ良かったんですけどね。ドラマの脚本、面白くな……面白くなかったんですから悩みますよね!(振り切った)
 何も知らない頃は、ドラマの番宣だけを観て、“綾瀬さんと玉木さんのラブストーリーだ♪”と心躍らせたのになぁ……...( = =) トオイメ


  

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ヨシノ サツキ著『ばらかもん』に郷愁を感じる夏。

  

 アニメに全く詳しくなかったのに、甥っ子の為に色々ググッて録画している内にすっかり詳しくなってきたワタクシです。
 今期は、甥っ子達が楽しみにしていた『弱虫ペダル』の代わりになる作品を探していて、評判の良かった『ばらかもん』を視聴することにしました。
 ちなみに、中部地域は一週間以上遅れてスタートしましたので、評判を知ってからでも視聴するのに遅くないという訳です。
 ちなみに私は、ガンガンオンラインで、月刊少女野崎くんとか読んでいますから、ばらかもんについてもタイトルだけは知っていましたが、何か中二っぽいタイトルだなぁというのと、連載中ということもあり、今までスルーしていた作品でした。
 それを、アニメになった今、ようやく拝めるということで、録画して観てみたのですが……何と!!!
 五島列島の話ではありませんかぁあああ!!!!(゜ロ゜;)エェッ!?
 な、懐かしい。懐かし過ぎる。あの夏の日々……小学時代の夏休み……(遠い目)

 それはさておき(事情説明スルー)、このばらかもん、思った以上にいい話でした。録画を既に4回くらい見返しているくらいには良かったです(笑)
 そして光の速さで集めた単行本(笑) お、面白かった……凄い懐かしかったです。
 中部地方在住者としては、地元の人々に通じない物事が当たり前のように出てきて、「ああ、あの言葉はやっぱり聞き違いじゃなかったんだな」とか、「あの食べ物、この辺ではすっごい珍しがられるんだよなぁ」とか思って読みました。

 私があの頃過ごした五島の島は、福江から更に船を乗り継ぐ島でしたから、もっともっと田舎でした。34年も前かぁ……(T-T;)フフ…
 そう言えば、島ではまる見えタイプのボットン便所だったなぁ。でも自分の家も当時はボットン(泡で流す近代タイプ)だったし……(田舎あるある)

 いや、そうじゃなくて。(自分の事は置いといて)
 アニメ「ばらかもん」の第一話が素晴らしいと思ったのは、やはりアニメの出来栄えもそうですが、ちびっこ声優さん達ですね。子役さんというべきでしょうか。
 子どもの声を子どもがあてる、って出来次第では素晴らしいですね! 本当に天真爛漫さが伝わってきます。
 このアニメの出来があまりに良かったので単行本を集めましたが、こちらを読んで、アニメ側の意図に納得しました。子どもを子どもが演じるその訳が。
 「ばらかもん」の世界で何が素晴らしいかって、地方の田舎の生活や文化の紹介もそうですが、何よりも“子どもの天真爛漫さ”の描き方だと思います。
 子どもを題材にした作品(漫画)を殆ど読んだことが無いので、これは私の偏見かも知れませんが、世に出回っている子ども漫画って、大人向けの、“可愛い”を売りにしたあざとい物が多い気がするんです。つまり、大人に都合のいい子どもを描いている作品群だと。
 そういう作品は、大人が主役で、大人の目線で描かれる事が多いので、子育ては大変だとか、子どもと触れて大人になった自分を振り返る的な話だったり。逆に、変に大人しくて物わかりが良くてカワイイ子どもとのほのぼのストーリーだったりとか。そういうイメージがあるのですが、ヨシノ先生の「ばらかもん」には、あざとさではなく、本当にそこに“子どもと接してきた眼差し”があると感じました。子ども達とワチャワチャしながら育った人の目線です。そして、自分も色んな年代の人に構って貰いながら育ってきた経験です。
 地域の輪の中で健全に育ったんだろうなぁ……という、人の営みを見てきた眼差しが、作品の中から見てとれます。だから、読者も五島のとある村の一員になった気分で、地域の人たちとの交流を心地よく感じながら読み進めることが出来るのだと思います。
 経験が無ければ決して描けない話を、ヨシノ先生は描いている。そう思えるから、読んでいて心地よいのだし、楽しいのだし、諭されるのだと思います。

 私自身が、短い間とはいえ五島で生活したことがあるからこそ、あの空気感が分かるというか……。
 私はアラフォーですから、戦後で最も子どもの多い時代を育ちました。という事は、辺境の島にも子供たちが居たということです。少子高齢化の今と違い、小さな島にも地元の子どもや、観光客の子ども、里帰りの子ども達が海に居ました。
 と言っても、砂浜なんて優雅な場所ではありませんでした。漁港のゴツゴツとした岩ばかりの海。そこに飛び込んで遊んでいました。足をけがする事なんて当たり前でした。
 あの子ども達の笑顔や、けたたましさ、騒々しさ、ずるがしこさ、そういった事柄が作品の中にも見え隠れして、私に郷愁の念を抱かせます。
 私の故郷は今住んでいる場所で、生まれてからずっと住んでいるというのに、小学生時代に二度の夏を過ごした島は、やはり特別な何かがあるのでしょうか。
(ちなみに、今も一緒に住んでいる母親ですが、遅くに起きてくるようなグータラ専業主婦で、料理も掃除もまともにしないというか、出来ない上、病的なヒステリー持ちですから、一か月間も幼子を遠くの島へやっても平気だったのだろうと。電話も滅多にしてこなかったですし。でも、祖母は朝昼晩、ちゃんとご飯を作ってくれ、優しかったので、その点は快適な夏休みでした(笑))

 最後に。
かんころもち」(原材料:さつまいも、餅粉、砂糖、のみ。時々ゴマ入り)を職場に持って行き、切って焼いて出すと、皆が珍しがって群がりますよ。あと、小麦アレルギーのお子さんを持つ若いママが異様に関心を示していたので、一本渡したところ、「良い朝食になりました❤」「おやつにも最高❤」と大好評でした。(これは五年くらい前の話ですが;) 
 いつかブームが来ると信じて何年も経っていますが、ばらかもんでブームが来るか……?!



  



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やまもり三香著「ひるなかの流星」-6巻まで読了(批判的な感想)

  
  

 『ひるなかの流星』を6巻まで読みました。
 最初は、続きが気になる気がして読んでいましたが、途中からは根無し草のような担任の先生に腹が立って腹が立って、何度も途中で止めようと思いましたが、一応既刊は全て読みました。
 よって、以下の感想も批判的な事しか書いていません。あくまで個人的な嗜好と思考、考えです。


※批判的な感想になっていますので、畳みます。


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「ちはやふる」と「宇宙兄弟」と「君に届け」の新刊が今月発売!

【ちはやふる21巻!】
 ※2013/6/13発売

ちはやふる(21)』明日発売です!!
 今は丁度テレビアニメが放映中(中京地区は残念ながら放送されてません!(/ー ̄;))ですから、注目度も高いんじゃないでしょうか。
 しかし単行本の発売月って大体同じなので、いつも下の二作と被るんですよね、時期が(笑)
 しかも同じ局でアニメ化されてるので、土曜日の夕方はこの3作を立て続けに放映すればいいのに! 全国放送で!!(コナンくんみたいに再放送でもいいじゃない!!)
 

【宇宙兄弟21巻!】
  ※2013/6/21発売

 ゚+。(ノ`・Д・)ノオォオォ。+゚
宇宙兄弟(21)限定版』は、“超可愛いAPOぬいぐるみが付いた限定版”だそうです!
 アポちゃん人形、ほ、ほ、ほ、……欲しい!!!!!
 どうしよう。私はぬいぐるみ等は基本的には興味のない類の人間だと思っていますが、アポちゃんは猛烈に欲しい! 癒されたい。癒されたい……!!
 触り心地も良さそうだし、本当にこっちを購入してしまうかも知れません。予約するなら急がないと……\(◎o◎;)/迷う!


【君に届け19巻!】
 ※2013/6/25発売

君に届け 19巻』も月末に発売。もう19巻だなんて早いですね。(作者の産休が無ければ、先に上記二作より巻数は増えていたでしょうけれども)
 しかし、この作品は、やはり10巻までが肝だった訳で……その後の話はもう蛇足のように思えて、既に興味を失っております私……。(と言いつつ18巻まで読んでますけれども!(笑))

 そうそう。『君に届け』で思い出しましたが、昨日、私が所有しているとても古い少女マンガを読み返していて、「あれ? ド真面目の堅物女(でも学校が好きで進んで学校の仕事をする)と、人気者の男の子とのラブストーリーって、どこかで読んだことがあるぞ……?」と、既視感を感じたので、その作品をご紹介♪♪

【大和和紀先生の作品です】
 

 タイトルがこれまた凄いんですが(笑)、『フスマランド4.5』という作品です。
 私が持っているのは、講談社コミック版ですね。懐かしい過ぎる……。(古い少女マンガは捨てられないんですよぅ)
 これ、確か私が小学生か中学生の頃に読んで、凄く面白かった! という思い出のある漫画なのですが、今読み返しても面白いです。流石大御所の漫画家様。
 大和和紀先生の作品で有名なのは、やはり図書館にも置かれている、『あさきゆめみし』だと思いますが、70年代を生きた方なら誰しもが知っているであろう、『はいからさんが通る』の作者でもあります。
 しかし、私がこの方の作品でオススメするのは、上記の「フスマランド」等のあまり知られていない作品群だったりします(笑) 力量のある人の漫画って、本当に水のようにスイスイ読めちゃいます。(意味不明な表現ですが、フィーリングで;)
 勿論、時代背景が違いますから、古臭さはあるでしょうけれども、教養のある人の描く漫画は、ギャグでもコメディでも本当に優しいんですよね。優しくて、温かくて、懐かしくて、面白い。そして、安心して読めるんです。

【その他オススメはこの二作! 外せない!!】
  
 『ヨコハマ物語』は本当に名作! これは朝ドラにして欲しい作品です!!

  
 『N.Y.小町』は、明治時代の娘さんがニューヨークへ渡ってしまうお話。ラブコメディです。こちらも楽しい!


 ……話がかなり逸れましたが、面白い漫画っていいですよねぇ。(強引)


 
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もんでんあきこ著『P.D.エージェンシーの報告書』を読み進め中

  

【どーでも前説】
 もんでんあきこ著『P.D.エージェンシーの報告書』を今読んでいます。(一巻読了)
 この方の存在は存じ上げていましたし、中堅の少女漫画家さんだと認識していましたが、実は作品を読んだのは今回が初めてです。お名前が特徴的なので知っていた、という程度ではありましたが、若かりし頃から知っている人のような気がするのに、何故今頃……(笑)
 というのは、同時に読んだのが、同じ著者だけど名前の表記がちょっと違う作品、『1円の男』でして……。はい、こちらはBLです(笑)
 正直に申しますと、「あの(名前だけは見知っている少女漫画家の)もんでんさんが、BLを描いている?!(゜゜;)エエッ」という驚きがあまりに大きかったので、思わず(初めて)手に取った、という流れです(笑)
 若かりし頃から、基本的に決まった少女漫画家さんの本しか購入してきませんでしたので、名前だけは知っているけれど読んだことがない、という少女漫画家さんの場合、アニメ化や実写化で好評を得るなどの情報が入ってこない限り、手に取る機会がなくてですね……。まぁ、今回は良い切っ掛けだったような気がします(笑)

【骨太の少女マンガw】
 私は、スイーツ過ぎる少女マンガは大の苦手です。つまり、恋愛しか主題がない少女マンガは読めません。
 例えば、『君に届け』や、『となりの怪物くん』、『ちはやふる』や、『溺れるナイフ』など、私が面白いと思って読む少女マンガは、確かに恋愛が要素として入っていますが、“恋愛だけ”がテーマではなくて、必ずそこには“成長物語”があったり、読者を引き込む起承転結が組み込まれています。
 ですが、少女マンガやBLコミックなどには、スイーツ&お花畑すぎるものも多くあって……。そういうものを読んでしまうと、ブラクラを踏んでしまったような(精神的ブラクラというかマインドクラッシャー的なというか;)、どんよりとした気持ちになります(ーー゛)

 ですが、この著者の作品は、まず精神的ブラクラの心配はなさそうです(笑)
 少女マンガは一冊しか読んでいませんが、安心して人に薦められる漫画家さんではないかと既に思っています。
 というのは、1.話がしっかりしている 2.登場人物の書き(描き)分けが出来ている 3.ストーリーも絵も安定している という感想を持ったからです。
 あとは、やたらハンサム&美女ばかり出てこないのも嬉しいです♪♪ 男性に色気があるのもイイですね〜♪ 勿論、女の子は一生懸命で可愛らしいです!
 いやぁ、今まで食わず嫌いをしていたというか、全く読んだことが無かったというのが惜しいと思ってしまいます。この方のBL作品は少ないと思われますが、この“BLショック(笑)”がなければ、少女マンガの方も手に取らなかったと思いますので、色んな作品に挑戦して下さって有難うございます! という感じです(笑)
 amazonで検索してみると、この著者の未読の少女マンガが沢山ありましたので、P.D.エージェンシーを読み終えたら、次はどれを読もうかな……(* ̄∇ ̄*)エヘヘ


【気になるその他】
  
  

【BLはこちら】
  
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